NHK連続テレビ小説『風、薫る』第17週「脈動」を視聴しました。
第16週では、「文さん(内田慈)は直美(上坂樹里)の母親なの?」という展開に戸惑いを感じていました。
※前週(第16週)の感想はこちら
【朝ドラ『風、薫る』第16週感想】文さん(内田慈)は直美(上坂樹里)の母親?突然の展開に戸惑った一週間【ネタバレ】
しかし、第17週を見終えた今、その印象は大きく変わりました。
今週は本当に良かったです。
SNSでは文さんの親心や母娘の物語に涙したという感想が多く見られました。私も感動しましたが、一番心に残ったのは、文さんが最後まで「私が母親」と名乗らなかったことでした。
今回は、第17週を振り返りながら率直な感想を書いていきます。
『風、薫る』第17週のあらすじ
直美(上坂樹里)は、文さん(内田慈)が実の母親ではないかと疑い始め、過去を調べることになります。
一方で、文さんの病状は思った以上に深刻であることが判明。
環(英茉)から手紙を受け取ったりん(見上愛)は新潟から戻り、迷う直美の背中をそっと押します。
そして文さんは、最後の願いとして海の見える神社を訪れ、静かに人生を閉じました。
文さんが最後まで母親と名乗らなかった理由に涙
今週、一番印象に残ったのはここです。
私は、文さんは最後まで「私が母親です」と伝えませんでした。
もちろん、それが正解だったのかは分かりません。
でも私は、文さんは直美がもう一人でも大丈夫だと思えたからこそ、あえて名乗らなかったのではないかと感じました。
藤田先生(坂口涼太郎)が文さんを診察した場面。
りんや環、寛太(藤原季節)とのやり取り。
そして吉江先生(原田泰造)をはじめ、直美の周りには支えてくれる人がたくさんいました。
文さん自身がそのすべてを見ていたわけではありません。
それでも、直美が立派に成長し、多くの人に支えられていることを感じ取っていたのではないでしょうか。
だからこそ、
「今さら私が母親ですと名乗るより、このまま見守ろう」
そんな思いで旅立ったように、私には見えました。
今週は涙が止まらなかった
今週は泣けるシーンが本当に多かったです。
特に印象に残ったのは、吉江先生と直美が向き合う場面。
普段は吉江先生が涙を見せることが多い印象ですが、今回は直美の涙に思わず胸が熱くなりました。
さらに、海が見える神社での文さんとの時間。
そして美津さん(水野美紀)が、
「私は直美さんの、二人目の母ですからね」
「よくやりました、、、よく頑張りました」
と伝えた後、直美が感情をあふれさせる場面では、私も思わず涙がこぼれました。
また、藤田先生の
「治らない患者にも、病院へ来られない患者にも日々看護は必要だから」
という言葉も、とても印象に残っています。
病気を治すことだけが看護ではない。
『風、薫る』という作品が描きたい看護の本質を感じたセリフでした。
第16週の戸惑いが納得に変わった一週間
第16週では、
「今までそんな雰囲気あった?」
という戸惑いが残りました。
でも、第17週を見て、その気持ちはかなり変わりました。
文さんの行動や表情を見ていると、直美への愛情が少しずつ伝わってきて、「だから最後まで名乗らなかったのか」と自然に受け止められました。
前週の記事を書いた自分の感想が、第17週で変化したことも、この作品のおもしろさだと感じました。
まとめ
『風、薫る』第17週は、文さんと直美の親子の物語に、一つの区切りがついた一週間でした。
SNSでは母娘の再会に感動したという感想が多く見られましたが、私が一番心を動かされたのは、文さんが最後まで母親と名乗らなかったことです。
直美はもう一人ではありません。
りん、環、吉江先生、藤田先生、寛太、美津さん。
たくさんの人に支えられて生きていける。
その姿を見届けたからこそ、文さんは安心して旅立てたのではないでしょうか。
第16週では戸惑いを感じた私でしたが、第17週を見終えて、その戸惑いは納得へと変わりました。来週から始まる新しい物語にも期待したいと思います。
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