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「自分は、どんな仕事がしたいんだろう」
転職活動を続けるなかで、そんなことを考えるようになりました。
これまでの仕事では、売上や数字に追われ、顧客に振り回されることも少なくありませんでした。
残業も多く、場合によっては土日も仕事をする。振り返ると、仕事が人生の大部分を占めていたと思います。
このまま同じ働き方を続けるのはつらい。
だから転職したい。でも、次にどんな仕事を選べばいいのか分からない。
そんなときに読んだのが、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』でした。
今回は、本と公式LINEのワークを実際に最後までやってみて、どんな価値観や得意なことが見つかったのか、率直に書いていきます。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』とは
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、八木仁平さんによる自己理解の本です。
「やりたいことは、いつか偶然見つかるもの」と考えるのではなく、次の3つを整理しながら論理的に見つけていきます。
- 大事なこと
- 得意なこと
- 好きなこと
「大事なこと」は、自分がどのような状態で生きたいかという価値観。
「得意なこと」は、頑張らなくても自然にできること。
「好きなこと」は、自分が興味を持っている分野です。
これらを分けて考え、最後に組み合わせることで、自分の本当にやりたいことを探していきます。
私は以前から自己理解に興味はありましたが、いざ「自分は何がしたいのか」と聞かれると答えられませんでした。
この本のタイトルが、当時の自分の悩みにそのまま重なったこと。そして、評判や紹介を見て気になったことが、手に取ったきっかけです。
私が実際にワークへ取り組んだのはこちらの本です。
読んで納得したものの、ワークは半年間放置した
本を読んでいると、納得できる部分はたくさんありました。
ただ、実際にワークをやるとなると、
「かなり大変そうだな」
というのが正直な感想でした。
公式LINEには登録したものの、すぐには取り組まず、そのまま半年ほど放置していました。
自己理解の本を読んで満足し、実際の行動には移せない。思い返すと、私にとってこの本も最初はその一冊になりかけていました。
それでもワークを再開したのは、転職活動で行き詰まったからです。
求人を見ても、自分が何を基準に選べばいいのか分からない。
今の仕事から離れたい気持ちはある。でも、次にやりたい仕事も分からない。
転職先を探す前に、まずは自分自身を整理しなければいけない。そう考え、登録したままになっていた公式LINEのワークを始めました。
公式LINEとYouTube動画で、思ったより進めやすかった
私が取り組んだ時点では、公式LINEから案内されたYouTube動画を見ながら、ワークを進める形式でした。
始める前は身構えていましたが、動画に沿って一つずつ考えていくと、想像していたより進めやすかったです。
ただし、短時間で終わる簡単な自己分析ではありません。
「価値観」「得意なこと」「好きなこと」の各ワークに、それぞれ半日ほどかかりました。3つすべてに取り組むと、合計で1日半ほどです。
私は一気に終わらせるのではなく、それぞれのワークにまとまった時間を確保して進めました。
仕事の合間に少しずつ取り組むよりも、休日などに半日ずつ時間を取ったほうが、落ち着いて自分と向き合えると思います。
半年も放置してしまいましたが、実際に始めてみると、動画の説明があったため、想像していたより進めやすかったというのが率直な感想です。
価値観ワークで見つかった2つの「大事なこと」
ワークを通して、私が大切にしたい価値観は、主に2つあると分かりました。
自由と自己決定
1つ目は、「自由と自己決定」です。
私にとって自由とは、何もせずに楽をすることではありません。
- 仕事の進め方を自分で決められる
- 引き受ける仕事や責任を選べる
- 時間の使い方を自分で調整できる
- 周囲に振り回されず、自分のペースを保てる
こうした状態が、自分にとっては大切なのだと分かりました。
これまでの仕事では、顧客の都合で予定が変わったり、売上や数字に追われたりすることが多くありました。
自分で状況をコントロールできないことが、想像以上にストレスになっていたのだと思います。
私は仕事をしたくないわけではありません。
自分で選び、自分なりの進め方で、納得して仕事をしたいのです。
心の余裕と、日々を味わうこと
2つ目は、「心の余裕と、日々を味わうこと」です。
これまでは仕事が生活の中心で、残業も多く、場合によっては土日も作業をしていました。
仕事が終われば疲れて休むだけ。休日も、次の仕事に備えて回復する時間になる。
そんな生活を続けるなかで、仕事以外の時間を十分に楽しめていなかったと思います。
これからは、
- 映画やドラマをゆっくり楽しむ
- 筋トレや健康に時間を使う
- 趣味や副業に取り組む
といった時間も大切にしたいと考えています。
仕事を減らすこと自体が目的なのではありません。
仕事以外の人生も、きちんと味わえる余裕がほしいのです。
「得意なこと」のワークで分かった自分の強み
得意なことのワークでは、次のような特徴が見つかりました。
- 人の話を聞き、考えを整理する
- 計画を立てて着実に進める
- 複雑な物事を整理・構造化する
私は、ゼロから突発的に何かを生み出すよりも、話や情報を整理して、分かりやすい形にすることが得意なようです。
相手の話を聞きながら、「本当は何に悩んでいるのか」「何から始めればいいのか」を一緒に整理する。
そして、考えたことを具体的な計画に落とし込む。
これまで仕事のなかで自然にやってきたことも、改めて振り返ると、自分の得意なことだったと気づきました。
自分では普通にやっていることほど、強みとして認識しにくいのかもしれません。
「好きなこと」のワークで見つかった興味
好きなこととして出てきたのは、次のような分野です。
- 映画・ドラマ・読書
- 自己理解や心理学
- コーチングや人の成長
映画やドラマ、本に触れることが好きなのは以前から分かっていました。
一方で、自己理解や心理学、人の成長について考えることも、自分のなかで共通した興味なのだと分かりました。
人が何を考え、何に悩み、どのような選択をするのか。
その人が自分自身を理解し、納得できる道を選べるようになることに、私は関心があるのだと思います。
ワークをしても、具体的な職業までは決まらなかった
価値観・得意なこと・好きなことを整理した結果、次のような方向性が見えてきました。
- 人の自己理解や選択を支援する
- コーチングや相談に関わる
- 相手の話を聞き、考えを整理する
ただし、具体的に「この職業に就く」ところまでは決まっていません。
ワークを終えれば、天職が一つ見つかる。
そんな劇的な結果を期待すると、少し違うかもしれません。
それでも、自分がどのようなことに関心があり、どんな形で人と関わりたいのかは、以前より明確になりました。
仕事を選ぶ方向が分からない状態から、進みたい方向が少し見える状態には変わったと思います。
「楽な仕事がしたい」だけではないと気づいた
転職活動がうまくいかず、仕事にも疲れていた私は、「もっと楽な仕事がしたい」と思っていました。
そんな自分に対して、
「単に逃げたいだけではないか」
「やる気がなくなっているだけではないか」
と考えることもありました。
しかし、ワークを通して大切にしたい価値観を整理すると、求めているものが少し違うと分かりました。
私が望んでいるのは、ただ仕事量が少ない状態ではありません。
自分で仕事の進め方を決められること。
周囲に振り回されず、自分のペースを保てること。
そして、仕事以外の時間も大切にできること。
仕事は人生のすべてではありません。
自分らしく自由に生きながら、人の成長や変化を支える。そのために働きたいのだと、今は考えています。
この本をおすすめしたい人
実際に最後まで取り組んでみて、この本は次のような人に向いていると感じました。
- やりたい仕事が分からない人
- 転職活動の軸が定まらない人
- 自己分析を感覚ではなく、論理的に進めたい人
- 時間をかけて自分と向き合える人
特に、「今の仕事が嫌なのは分かるけれど、次に何をしたいかは分からない」という人には、考えを整理するきっかけになると思います。
一方で、本を読むだけですぐに答えが出るわけではありません。
価値観・得意なこと・好きなことをすべて整理するには、まとまった時間が必要です。
私自身も、ワークが大変そうに見えて半年間放置していました。
実際に取り組むと、動画を見ながら進められるため、想像していたより難しくはありませんでした。ただし、価値観・得意なこと・好きなことの各ワークに半日ほどかかります。
3つすべてを一日で終わらせようとせず、休日などに分けて取り組むのがおすすめです。
本を読みながら、実際に自己理解のワークへ取り組みたい方はこちらから確認できます。
まとめ|職業は決まらなくても、進みたい方向は見えてきた
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を実践して分かったのは、次のようなことです。
- 大切にしたいのは「自由と自己決定」「心の余裕」
- 人の話を聞き、考えを整理することが得意
- 自己理解や心理学、コーチングに関心がある
- 人の自己理解や選択を支援したい
- 仕事は人生のすべてではない
ワークを終えても、具体的な転職先や職業が決まったわけではありません。
それでも、「自分が何を大切にしたいのか」「どちらの方向へ進みたいのか」は、以前より見えるようになりました。
何がしたいのか分からず、求人を眺めても決め手が見つからない。
そんな人は、転職先を探し続ける前に、一度自分の内側を整理してみてもいいかもしれません。
半年間放置していた私でも、始めてみると一つひとつのワークは想像していたより進めやすいものでした。時間はかかりますが、その分、自分とじっくり向き合うことができます。
考えているだけでは分からなかったことも、実際に書き出すことで、少しずつ言葉になっていきます。