NHK連続テレビ小説『風、薫る』第16週「新風吹くころ」を視聴しました。
今週は、りん(見上愛)が新潟の女学校で新しい生活を始める一方、東京では直美(上坂樹里)が体調を崩した文さん(内田慈)を看病しました。
りんにとって新しい章が始まった一週間でしたが、私の印象をすべて持っていったのはラストの展開です。
直美が文さんの髪飾りを手に取ると、自分が捨てられたときに持っていたお守りと同じ柄でした。
「もしかして、文さんが直美のお母さん?」
そう思わせる展開でしたが、驚きよりも、
「えっ、今までそんな雰囲気あった?」
という戸惑いの方が強く残りました。
今回は、第16週の内容を振り返りながら、文さんと直美の関係をなぜ突然に感じたのか、率直な感想を書きます。
『風、薫る』第16週「新風吹くころ」のあらすじ
看護の現場を離れたりんは、大山捨松(多部未華子)の紹介を受け、新潟の女学校で舎監として働くことになりました。
慣れない土地での新生活でしたが、りんは持ち前の行動力と、人を放っておけない性格を生かしながら、少しずつ周囲と関わっていきます。
一方、東京では瑞穂屋で働く文さんが体調を崩し、直美が看病することになりました。
直美は文さんのもとへ通う中で、自分が幼い頃に横浜の教会へ捨てられたことや、母親について知っていることを話します。
そして週の終盤、文さんが身につけていた髪飾りが、直美のお守りと同じ柄であることが分かりました。
文さんは、直美が長い間捜し続けてきた母親なのか。
二人の関係に大きな秘密があることを思わせる場面で、第16週は終わりました。
文さんは直美の母親?驚きより戸惑いが大きかった
今週、一番印象に残ったのは、直美が文さんの髪飾りを見つけた場面です。
直美のお守りと同じ柄だと分かった瞬間、文さんが母親である可能性が一気に高まりました。
ただ、正直に言うと、私は素直に「そうだったのか」とは受け止められませんでした。
文さんが登場してからここまで見てきて、二人が親子なのではないかと考えたことが一度もなかったからです。
文さんは物語の早い段階から瑞穂屋で働いていましたが、私の中では、りんや店の人たちを支える人物という印象でした。
文さん自身の過去や家族について深く描かれることも少なく、直美と特別な関係があるようには見えていませんでした。
そのため、
- 文さんが体調を崩す
- 直美が看病する
- 二人が過去について話す
- 同じ柄の髪飾りが見つかる
- 母親である可能性が浮上する
という流れが、週の終盤に一気に進んだように感じました。
「ここでそうつながるのか」という驚きよりも、「もう少し前から何かあったかな」と考えてしまったのが、正直なところです。
母親探しの物語と文さんが、自分の中でつながっていなかった
直美が実の母親を捜していることは、これまでにも描かれてきました。
直美は幼い頃に横浜の教会へ捨てられ、母親につながる手がかりとして、お守りを大切に持っています。
夕凪や寛太(藤原季節)の協力を得ながら母親の過去を調べてきたため、母親探しの物語自体が突然始まったわけではありません。
それでも私の中では、直美の母親探しと、瑞穂屋で働く文さんがまったく結びついていませんでした。
これまで文さんが直美を遠くから見つめていたり、直美の生い立ちを聞いて明らかに動揺したりする場面が、もう少し印象的に描かれていれば、受け止め方は違ったと思います。
もちろん、文さんが母親だと早い段階で分かってしまえば、今回の驚きは弱くなります。
ただ、まったく疑っていなかった人物が突然候補に浮上したため、物語上の驚きよりも、展開を動かすために急につながったように見えてしまいました。
文さんの反応で気になった場面もあった
文さんと直美の関係が突然に感じられた一方で、今週の二人の会話には気になる部分もありました。
直美が、自分は横浜の教会に捨てられていたと話したとき、文さんの返事には少し間がありました。
大きく取り乱したわけではありませんが、直美の話を聞く文さんの表情には、何かを隠しているようにも見えます。
また、直美が自分の生い立ちについて話したとき、文さんは、
「それにしてはまっすぐに育って」
と声をかけていました。
ただの知人として直美を励ましたのか。それとも、母親として成長した娘を見て出た言葉なのか。
髪飾りの柄が分かった今では、文さんの表情や言葉をもう一度考えたくなります。
文さんが本当に母親なら、直美のことにいつから気づいていたのかも気になります。
今回、直美から横浜の教会の話を聞いて気づいたのか。それとも、もっと前から気づいていたものの、名乗らずにいたのか。
この部分は、来週の放送でしっかり描いてほしいです。
母親なら、なぜ今まで名乗らなかったのか
文さんが直美の母親だとすれば、一番気になるのは、なぜこれまで名乗らなかったのかです。
直美は長い間、母親の存在を気にしながら生きてきました。
母親に捨てられたという思いは、直美の強さや人との距離の取り方にも影響しているように見えます。
一方、文さんにも、直美を手放さなければならなかった事情があったはずです。
生活の苦しさが理由だったのか。直美を守るためだったのか。それとも、母親だと名乗れない別の事情があるのか。
同じ柄の髪飾りとお守りが、二人が親子であることを示すためだけのものではなく、文さんが直美を手放した理由にもつながっていてほしいです。
「実は母親でした」という事実だけで終わるのではなく、文さんがどのような気持ちで直美を見ていたのかまで分かれば、今回感じた戸惑いも変わると思います。
看護を離れたりんが、新潟でどう生きるのか
文さんと直美の展開が強く印象に残りましたが、りんの新生活も第16週の大きな出来事でした。
看護の現場を離れたりんは、新潟の女学校で舎監として働き始めます。
看護婦として患者に寄り添うことはできなくなりましたが、相手の様子をよく見て、困っている人を放っておけないところは変わっていません。
仕事や住む場所が変わっても、りんがこれまで身につけてきたものまで失われたわけではない。女学校での姿を見て、そう感じました。
ただ、りんにとって看護は、簡単に諦められるものではないはずです。
新潟での仕事が新しい生き方になるのか。それとも、もう一度看護へ戻るための時間になるのか。これからのりんを見ていきたいと思います。
ストーリーとは少し離れますが、前髪が伸びて雰囲気の変わったりんも印象的でした。
実はこれまで、そこまでタイプというわけではなかったのですが(笑)、髪型や表情が変わったことで、以前より柔らかく、かわいく見えました。
来週は、今回の戸惑いが納得に変わるか見届けたい
第16週を見終えた時点で一番知りたいのは、文さんが本当に直美の母親なのかということです。
そして、もし母親なら、
- なぜ直美を手放したのか
- いつ直美が娘だと気づいたのか
- なぜ母親だと名乗らなかったのか
- これまでどのような気持ちで直美を見ていたのか
このあたりを丁寧に描いてほしいです。
今回の展開は、私には少し突然に見えました。
しかし、文さんの過去や直美への思いが分かれば、「だから今まで名乗れなかったのか」と納得できるかもしれません。
次週予告を見る限り、直美と文さんの関係が大きく動きそうです。
今回感じた戸惑いが、納得や感動に変わるのか。第17週を見届けたいと思います。
まとめ|文さんと直美の関係が突然に見えた
『風、薫る』第16週では、りんの新潟での生活が始まり、直美と文さんの関係が大きく動きました。
文さんが直美の母親かもしれないという展開について、私は驚きよりも、
「今までそんな雰囲気があったかな」
という戸惑いを感じました。
母親探しの物語は以前から描かれていましたが、文さんと直美の距離が縮まり、髪飾りが見つかるまでの流れが終盤に集中していたからです。
ただ、今週の文さんの表情や言葉を見ると、何かを隠しているようにも感じます。
文さんは本当に直美の母親なのか。
母親なら、なぜ名乗らずにいたのか。
第17週で二人の過去がどのように描かれるのか、見届けたいと思います。
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▼第17週の感想はこちら
【朝ドラ『風、薫る』第17週感想】文さんが最後まで母親と名乗らなかった理由に涙
※番組のあらすじや登場人物に関する情報は、NHK『風、薫る』公式サイトを参考にしています。