【朝ドラ『風、薫る』第24週感想】りんさんごめん!環の決意と祖母の手紙に心を動かされた【ネタバレ】

朝ドラ『風、薫る』第24週「環」では、女学校の卒業を控えた環(瀧七海)が、自分の進路と向き合いました。

派出看護をするりん(見上愛)の姿を見学し、父親の亀吉(三浦貴大)や、久しぶりに再会したシマケン(佐野晶哉)とも話した環。

最後には、りんへ「絵を描いて生きていきたい」と、自分の夢を打ち明けました。

前週の予告を見たときは、りんが環の夢を否定するのではないかと思っていました。

しかし、実際には反対していたわけではなく、絵を仕事にして生きていく覚悟を確かめていただけ。

先週の投稿、私の早とちりでした。

りんさん、ごめんよ(笑)。

今回は、自分の道を決めた環、環を思い続けていた祖母・貞(根岸季衣)の手紙、そして、環の相談相手として再登場したシマケンについて書きます。

▼前週の感想はこちら
【朝ドラ『風、薫る』第23週感想】寛太が意外と頑張っていた?次週予告のりんには違和感【ネタバレ】

『風、薫る』第24週「環」あらすじ

女学校の卒業を控えた環は、将来の進路に悩んでいました。

久しぶりに再会したシマケンへ相談する一方、りんの仕事にも興味を持ち、派出看護の現場を見学します。

そこで環が目にしたのは、患者が自分で食事をできるように手助けするりんの姿でした。

そんななか、恵風看護婦会に、りんの元夫であり、環の実の父親でもある亀吉が現れます。

亀吉が持ってきたのは、祖母・貞が環に宛てて書いた手紙でした。

幼い頃に別れて以来、父や祖母が自分をどのように思っていたのか分からずにいた環。

貞の手紙を読み、亀吉と話したことで、自分の家族や将来について改めて考えます。

その後、環はシマケンのもとを訪れ、自分の迷いや、絵を描くことへの思いを打ち明けました。

そして、りんにも「絵を描いて生きていきたい」と伝えます。

りんは、絵でどうやって収入を得るのか、結婚はどうするのかと、現実的な問題を環へ問いかけました。

それでも最後には、仕事にする方法をしっかり考えるように伝えたうえで、環を力の限り応援すると約束します。

環はシマケンの紹介で明光新報の編集長・綿貫(小松和重)に自分の絵を見てもらい、女学校を卒業後、新聞社で働くことが決まりました。

りんを尊敬していたからこそ悩んだ環

環が、りんの派出看護を見学した場面も良かったです。

患者が自分で食事をできるように手助けするりんを見て、環は最初、「食べさせてあげないの?」と不思議そうにしていました。

しかし、りんは身の回りのことを何でも代わりにするのではなく、患者が自分の力で生活できるように考えていました。

環が母親の仕事を実際に見たいと思ったことからも、りんを尊敬していることが伝わります。

一方で、その尊敬が環を悩ませていたのだと思います。

りんのようにならなければいけない。

母親をがっかりさせたくない。

環は、りんへの尊敬が強いからこそ、自分が本当にやりたいことをなかなか言えなかったのでしょう。

それでも最後には、母親と同じ道を選ぶのではなく、自分が進みたい道をりんへ伝えました。

環が自分の気持ちと向き合い、自分で進路を決められたことは良かったです。

貞おばあちゃんの手紙に愛情が詰まっていた

亀吉が環へ届けたのは、祖母・貞からの手紙でした。

文字を知らなかった貞が、自分で調べながら一生懸命書いた手紙。

たどたどしい文字からも、離れて暮らす環をずっと気にかけ、幸せを願っていたことが伝わってきました。

思い出したのは、りんと環が亀吉たちの家を出たときのことです。

貞は環のために、小魚の佃煮を作っていました。

素直に引き止めたり、優しい言葉をかけたりすることはできなくても、貞なりの愛情が小魚の佃煮に表れていた場面でした。

あのときのお別れも良かったです。

環にとっても、父親や祖母から忘れられていなかったと知ることには、大きな意味があったのではないでしょうか。

小魚の佃煮と、文字を覚えて書いた手紙。

不器用ではありますが、どちらにも貞の環への愛情が詰まっていました。

嫌味っぽいけれど、亀吉も父親だった

かつての亀吉は、酒に溺れ、火事の際にはりんと環を置いて逃げてしまいました。

りんが環を連れて家を出た原因を考えると、簡単に許せる相手ではありません。

それでも今回、亀吉が恵風看護婦会を訪れたのは、貞の手紙を環へ届けるためでした。

環が進路に悩んでいると知った亀吉は、嫌味っぽい言い方をしながらも、りんのように自分の思うとおりに生きればいいと伝えます。

りんに対しても、患者と同じくらい環のことをよく見てやれと言い残しました。

もう少し素直に言えばいいのにとも思います(笑)。

ただ、環が進む方向を見失っているなかで、自分の道を選べばいいと示してあげたのは良かったです。

祖母の手紙を届け、環の背中を押した亀吉。

嫌味っぽさは相変わらずでしたが、父親らしい姿を見せてくれたと思います。

今回のシマケンは良かった

第21週でりんと別れたばかりなのに、第23週の終盤で早くも再登場したシマケン。

正直、最初は「もう戻ってくるの?」と思いました。

これまで、りんとシマケンの恋愛については、もうお腹いっぱいだと何度も書いてきました。

しかし、今回はりんの恋愛相手ではなく、環の相談相手として物語に関わりました。

環は幼い頃からシマケンを知っています。

シマケン自身も、安定した生き方ではなく、小説を書くという自分の道を選んできた人です。

絵を仕事にしたいものの、母親へ打ち明けられずにいる環が相談する相手として、シマケンは自然でした。

夢だけで生きていく難しさを知っているからこそ、環の思いを軽く扱わずに話を聞くことができたのでしょう。

さらに、環と明光新報の編集長をつなぎ、絵を仕事にするための具体的なきっかけも作りました。

編集長から厳しい現実を伝えられても、環は挿絵でも広告でも何でも描きたいと自分の思いを伝えます。

女学校を卒業したあとは、新聞社で働きながら絵の道を目指すことになりました。

母親への尊敬を持ちながらも、母親とは違う道を選んだ環。

簡単な道ではないと思いますが、頑張ってほしいです。

そして、りんとの恋愛よりも、今回のように環の人生を後押しする立場のシマケンのほうが、私は良かったです。

予告だけで判断した私の早とちり

前週の予告では、環が絵を描いて生きていきたいと伝えたのに対し、りんが厳しい言葉を投げかけていました。

その場面だけを見ると、りんが環の夢を否定しているように見えます。

自分は周囲に反対されながら看護婦の道を選んだのに、環の夢には反対するのか。

前週の感想でも、そのような違和感を書きました。

しかし、完全に私の早とちりでした。

りんは環の夢を否定していたのではありません。

絵を描いてどうやって収入を得るのか。

結婚せず、自分の力で生きていくつもりなのか。

好きという気持ちだけでなく、その道で生きていく覚悟があるのかを確かめていました。

環の気持ちを聞いたあとには、「それなら力の限り応援します」と伝えています。

りんさん、ごめんよ(笑)。

今回、私がりんを誤解したのは、予告に映った短いやり取りだけで判断してしまったからです。

考えてみれば、Xに投稿される短い動画やYouTubeショートも同じです。

前後の流れが省かれた一部分だけを見ると、本来とは違う意味で受け取ってしまうことがあります。

短い切り取りだけで、内容やその人の考えを分かったつもりになるのは怖い。

予告に見事に引っかかった私が言うのもなんですが(笑)、切り取りって怖いですね。

第25週への期待|ツヤさん再登場!シマケンは大丈夫?

『風、薫る』も残り2週となりました。

次週予告には、ツヤ(東野絢香)の姿がありました。

ツヤさん、久しぶりの登場です。

以前、帝都医大病院を去ったツヤが、どのような思いでりんと直美のもとを訪ねてきたのか。

再び看護の道へ進もうとしているのか、楽しみにしたいです。

そして気になるのが、シマケンです。

予告ではかなり具合が悪そうに見えました。

病気なの?

まさか、死ぬの?

今回、環の背中を押す良い役割を果たしたばかりなので、無事でいてほしいと思います。

残り2週。

物語も終盤に向けて、少しずつ畳みに入っています。

ツヤの再登場やシマケンの体調、そして、りんと直美が看護婦としてどこへたどり着くのかを見届けたいです。

まとめ|環が自分の道を決められて良かった

第24週では、環が「絵を描いて生きていきたい」と自分の道を決めました。

貞おばあちゃんの手紙からは、離れていても環を思い続けていたことが伝わり、以前の小魚の佃煮も思い出しました。

亀吉も嫌味っぽい言い方をしながら、父親として環が進む方向を示してくれました。シマケンも、今回は環の相談相手として良い役割を果たしていたと思います。

そして、りんが環の夢を否定すると思っていたのは、私の早とちりでした。

りんさん、ごめんよ(笑)。

母親を尊敬しながらも、自分の道を選んだ環。

新聞社で働きながら、絵の道を進んでいってほしいです。

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