朝ドラ『風、薫る』第23週「歩々清風」では、派出看護婦会の乱立と、看護の質をめぐる問題が描かれました。
そこで再登場したのが、寛太(藤原季節)です。
これまでの寛太を考えると、また金もうけのために何か始めたのだろうと思いましたが、女性たちに働く場所をつくっていたことは意外でした。
一方、第23週全体としては、個人的にあまり強く印象に残らなかったのも正直なところです。
むしろ、次週予告でのりん(見上愛)の言葉に「あれ?」となりました。
今回は、寛太とセツの再登場、そして第24週の予告を見て感じたことをまとめます。
▼前週の感想はこちら
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『風、薫る』第23週「歩々清風」あらすじ
吾郎を失った直美(上坂樹里)は、明の子育てと看護の仕事に向き合っていました。
一方、りんのもとには、戦地から戻った虎太郎(小林虎之介)が訪ねてきます。
その後、年月が過ぎ、環は女学校へ進学。さらに物語が明治32年へ進むと、美津(水野美紀)はすでに亡くなっており、環(瀧七海)も女学校の最上級生になっていました。
恵風看護婦会が活動を続ける一方、街には派出看護婦会が増え、悪い評判も広まり始めます。
りんと直美が実態を確かめに行った先で出会ったのは、派出看護婦会を営む寛太でした。
そこでは、かつての患者であるセツ(村上穂乃佳)も働いていました。
十分な教育を受けていない女性たちが患者を任される状況を知り、りんと直美は対応を考えます。
寛太が女性たちに働く場所をつくっていたのは意外だった
今週、少し印象が変わったのが寛太です。
これまでの姿を考えると、派出看護婦会を営んでいると分かったときも、まずは金もうけが目的なのだろうと思いました。
ただ、女性たちが実際にそこで働いている姿を見ると、それだけでは片づけられない部分もありました。
セツは、女郎を辞めたあとも仕事に恵まれず、再び戻ろうとしていたところを寛太に拾われたといいます。
その寛太が、女性たちの働く場所をつくっていた。
ここは、素直に意外でした。
もちろん、十分な教育を受けていない人に看護を任せることとは、別の問題です。
働く場所があれば、それで何でもよいわけではありません。患者の命に関わる以上、知識や技術は必要です。
それでも、今回の寛太を見て感じたのは、「看護ができていて偉い」ということではなく、「女性たちが働ける場所をつくっていたんだな」ということでした。
全面的に見直したとまでは言いませんが、意外と頑張っているなと感じました。
セツの再登場は、最初「誰だっけ?」となった
寛太のところで働いていたのは、かつてりんたちが看護したセツでした。
ただ、正直に言うと、最初は誰だったか忘れていました(笑)。
以前の患者だったと分かってから、「ああ、あの人か」と思い出した形です。
そのため、再登場した瞬間に懐かしさや感動があった、というわけではありません。
今回は、以前に看護を受けたセツが、今度は患者の世話をする側になっていました。
しかし、患者の急変を前に、知識のないまま看護を担う難しさに直面します。その後、セツは看護婦以外の仕事で、恵風看護婦会で働くことになります。
個人的には、セツの再登場そのものよりも、その事情を通して寛太が女性たちに仕事を与えていたことが分かった点のほうが、印象に残りました。
第23週全体としては、あまり印象に残らなかった
寛太やセツの再登場、派出看護婦会の問題など、今週もさまざまな出来事がありました。
ただ、見終わって振り返ると、個人的にはあまり強く印象に残らなかった一週間です。
寛太に対して「意外と頑張っているな」と思った部分はありましたが、それ以外は、大きく感情が動くところまではいきませんでした。
これまでの記事では、りんと直美が看護に向き合う姿を見たいと書いてきました。
とはいえ、今回は看護の話が中心だったからといって、それだけで満足したわけでもありません。
大きな不満があるというより、自分にとって強く心に残る場面が少なかった。そんな感想でした。
第24週予告のりんに「何でも応援するんじゃなかったの?」
むしろ気になったのは、次週予告でのりんの言葉です。
絵を描きたいという環に対して、りんは生計をどう立てていくのか問いかけていました。
ここには、少し違和感がありました。
というのも、第112回では、りんは環がやりたいことを何でも応援するという趣旨の言葉をかけていたからです。
それを聞いたばかりだったので、
「何でも応援するって言っていなかった?」
と思ってしまいました。
娘の将来を心配することと、やりたいことを応援することは、必ずしも矛盾するわけではないと思います。
ただ、予告を見た時点では、以前の言葉との落差が気になりました。
もちろん、予告だけでは会話の前後までは分かりません。
本編を見れば印象が変わる可能性もあるので、ここは来週、りんと環がどのようなやり取りをするのか確かめたいです。
亀吉の再登場はちょっと楽しみ
次週予告では、亀吉(三浦貴大)の姿もありました。
こちらは、ちょっと楽しみです。
環が成長した今、亀吉がどのように物語へ関わってくるのか。りんや環と、どんなやり取りをするのかが気になります。
来週は環が中心になりそうですが、りんの言葉への違和感と、亀吉の再登場への興味が入り混じった状態で待っています。
まとめ|寛太への印象は少し変わった一週間
第23週は、派出看護婦会を営む寛太の意外な一面が見えた一週間でした。
十分な知識のない女性たちに看護を任せることには問題があります。
それでも、女性たちが働く場所をつくっていた点は、思っていた寛太の姿とは少し違いました。
セツについては、最初は誰だったか思い出せず(笑)。一週間全体としても、個人的にはあまり強く印象に残りませんでした。
一方、次週予告には気になるところがありました。
環がやりたいことを何でも応援すると話していたりんが、娘の進路にどう向き合うのか。
亀吉の再登場も含め、第24週の親子のやり取りに注目したいです。