【朝ドラ『風、薫る』第19週感想】りんは看護の道へ!村人の変化には描写不足も【ネタバレ】

朝ドラ『風、薫る』第19週「黎明(れいめい)の翼」では、りん(見上愛)が赤痢の発生した村を訪れ、再び看護と向き合いました。

父をコレラで亡くした過去と今回の赤痢が重なり、改めて看護の道を進もうとする流れはよかったです。

前週はシマケン(佐野晶哉)の告白をはじめ、恋愛が目立つ展開に少しモヤモヤしましたが、今週は看護の物語が中心となりました。

一方で、医者に石を投げるほど反発していた村人が急に協力的になるなど、展開の速さが気になる部分も。

今回は、りんの看護への復帰や黒川先生との別れ、少し違和感が残った横沢とのやり取りについて書きます。

▼前週の感想はこちら
【朝ドラ『風、薫る』第18週感想】派出看護を始めた直美に期待!りんの涙には少しモヤモヤ【ネタバレ】

『風、薫る』第19週「黎明の翼」あらすじ

赤痢が発生した新潟の村を訪れた黒川先生(平埜生成)とりん。しかし、医者を信用していない村人たちは治療を拒み、二人に石を投げるほど激しく反発します。それでも黒川先生は診療を続け、直美(上坂樹里)も村へ駆けつけました。りんたちの懸命な看護によって村人は少しずつ治療を受け入れ、赤痢は収束へ。今回の経験を通して、りんは再び看護の道を進むことを決意します。

りんが看護の道へ戻ったのはよかった

今週、最もよかったのは、りんが再び看護と向き合ったことです。

新潟で発生した赤痢は、りんが父を亡くしたコレラ禍と重なります。

過去のつらい記憶を思い出しながらも、目の前の患者を助けるために動いたことで、りんは改めて自分が進みたい道を見つけられたのだと思います。

恋愛よりも、やはり看護に向き合うりんを見たい。

前週はシマケンの告白をはじめ、恋愛が目立っていました。そのため、今週は看護の物語へ戻ってきたことに安心しました。

そして、りんと直美が再び一緒に働けそうな流れになったことも、素直にうれしかったです。

物語の出発点だった二人が、今度はそれぞれの経験を持ち寄りながら看護の道を進んでいく。これから、そんな姿を見られることに期待しています。

石を投げた村人が急に協力的になったのは気になる

一方で、村人たちの態度が変わるまでの展開には、少し違和感がありました。

最初の村人たちは、黒川先生やりんに石を投げるほど医者を嫌っています。

あの場面を見たときは、「この村では医者がそこまで嫌われているのか」と驚きました。

村長が二人のことを少し気にしている様子は描かれていたものの、それでも村全体が協力的になるまでの変化は急だったように思います。

黒川先生たちを信頼する明確なきっかけや、村人同士で考えが変わっていく場面が、もう少し欲しかったです。

前半で強い拒絶を描いたからこそ、協力するまでの過程を丁寧に見せてもらえれば、より納得できたのではないでしょうか。

りんと女学生たちは、いつの間に仲良くなった?

りんと女学生たちの関係にも、少し描写不足を感じました。

もともと関係が悪かったわけではありません。

ただ、これまで深い交流が描かれていた印象もあまりなく、今週はいつの間にか強い信頼関係ができていたように見えます。

一人の女学生とのエピソードはありましたが、それだけでは女学生全体との距離が縮まったようには感じにくかったです。

りんが看護にかける思いを女学生たちが知る場面や、一人ひとりと会話を交わす場面があれば、今週の関係性にも説得力が出たと思います。

村人との関係も女学生との関係も、結果だけでなく、そこに至るまでの過程をもう少し見たかったです。

黒川先生との別れが寂しい

今週で黒川先生が退場となるようで、とても寂しいです。

初登場時は、厳しくて少し近寄りがたい印象もありました。しかし振り返ってみると、黒川先生だけでなく、これまで登場した医師たちは、厳しそうに見えても患者や看護婦に誠実な人ばかりだったように思います。

黒川先生も、村人から拒絶され、石を投げられてなお治療をやめません。その姿からは、医師としての強い信念が伝わってきました。

東京編の頃から、ときどき垣間見えていた優しさも、黒川先生の魅力です。

今週は、りんの看護婦としての力を認め、黒川病院で働きながら看護婦を育てる道を提案。厳しく接しながらも、りんの実力をきちんと評価していたことが分かります。

だからこそ、りんを導く医師としてだけでなく、黒川先生自身の物語も、もう少し見てみたかったです。

新潟編は一区切りとなりましたが、いつか再登場してくれることを期待しています。

最後の横沢との場面には少し違和感

今週の最後に描かれた、りんと横沢(井上祐貴)のやり取りにも少し違和感が残りました。

二人のやり取りが、かなり親しげに見えたからです。

前週では、シマケンがりんに「愛おしい」と告白したばかりでした。

シマケンが今週描かれなかったこと自体は、特に気になりません。

ただ、前週の告白直後とは思えないほど横沢との距離が近く見えたため、りんの恋愛の相手をあえて曖昧にしているように感じました。

誰と恋愛関係になるのかを引っ張るための演出なのかもしれませんが、今は恋愛よりも、りんと直美が看護の道を進む姿を見たいです。

第20週への期待

第20週では、りんと直美が再び一緒に働く姿に期待しています。

二人が看護婦として一緒に働く展開は、ずっと待っていました。

それぞれが別の場所で経験を積んだからこそ、以前とは違う関係も見られるはずです。

今度は展開を急ぎすぎず、二人が患者と向き合う姿をじっくり描いてほしいと思います。

まとめ|看護への復帰はよかったが、展開の速さが気になった一週間

第19週は、りんが父を亡くした過去と向き合い、改めて看護の道を選んだことがよかったです。

黒川先生が、拒絶されても患者を見捨てなかった姿も印象に残りました。退場してしまうのは寂しく、今後も登場してほしい人物です。

一方で、石を投げていた村人が急に協力的になったことや、りんと女学生たちの関係には描写不足を感じました。

看護への復帰はよかったものの、展開の速さが少し気になった一週間でした。

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