実写映画『ルックバック』感想|原作・アニメを知らずに観たら、もっと楽しめたかも【ネタバレあり】

実写映画『ルックバック』を観ました。

原作漫画は読んでいて、アニメ映画も鑑賞済みです。細かいところはうろ覚えですが、どちらも感動したことは覚えています。

今回は「是枝監督が実写にしたらどうなるんだろう」と楽しみにしていました。

秋田の風景は綺麗だったし、藤野と京本が初めて会う場面も良かったです。子ども時代を演じた二人も気になりました。

ただ、原作やアニメを観たときほどの感動には届かず。展開を知らずに実写版から観ていたら、また違った感想になったかもしれません。

本作は「2026年9月に映画館で観たい注目映画6選」でも紹介しています。

※この記事では、映画の内容と終盤の展開に触れています。

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★30秒で結論

評価:★★★☆☆ 3.5

秋田の風景や、二人が漫画を描く日々をゆっくり楽しめる映画でした。

特に好きだったのは、京本に憧れを伝えられた藤野が、雨の中を嬉しそうに帰る場面。子ども時代の二人も、成長後の出口夏希と蒔田彩珠も良かったです。

原作やアニメを観たときほどの感動はありませんでしたが、話を知っていたことや、実写化への期待の大きさも影響した気がします。

この映画はこんな人におすすめ

  • 是枝裕和監督の作品が好きな人
  • 子役の二人や、出口夏希・蒔田彩珠の演技を観たい人
  • 原作漫画やアニメを知らず、今回初めて『ルックバック』に触れる人

作品情報

項目内容
作品名ルックバック
公開日2026年9月11日
上映時間99分
製作国日本
監督・脚本・編集是枝裕和
原作藤本タツキ『ルックバック』
音楽坂東祐大
主な出演出口夏希、蒔田彩珠、七瀬ふうり、岡田六花、野呂佳代、池田良、佐々木みゆ、山田真歩、宮藤官九郎、菅田将暉
配給K2 Pictures
映倫区分G(年齢にかかわらず鑑賞可能)

出典:映画公式サイト、ムビチケ作品情報

あらすじ(ネタバレなし)

学年新聞に漫画を描いている小学4年生の藤野は、クラスメートから褒められ、自分の絵に自信を持っていました。

ところが、不登校の同級生・京本が描いた漫画を見て、その画力に圧倒されます。練習を重ねても差を感じ、やがて描くことをやめてしまいます。

卒業式の日、京本の家へ卒業証書を届けに行った藤野。そこで、京本が自分の漫画のファンだったことを知ります。

この出会いをきっかけに、二人は一緒に漫画を描き始めます。

良かったところ

京本に褒められて、雨の中を帰る藤野が良かった

一番印象に残ったのは、子ども時代の二人が初めて会う場面です。

京本(岡田六花)が藤野(七瀬ふうり)に憧れを伝える姿が可愛かった。それを聞いた藤野の反応も良かったです。

そして、その帰り道。雨の中をスキップするように駆けていく藤野から、嬉しさが伝わってきました。鼻歌や音楽も含めて、好きな場面でした。

自分より絵がうまいと思っていた相手が、自分の漫画を好きでいてくれた。そりゃ嬉しいよな、と思います。

二人で漫画を描く時間も良かったです。その後、京本が別の道を選ぶ場面では、自分のやりたいことに向かって進む彼女を応援したくなりました。

子役の二人は、少し棒読みっぽくても引き込まれた

七瀬ふうりと岡田六花の台詞は、正直、少し棒読みっぽく聞こえるところもありました。

でも、観ていると引き込まれるんですよね。

最初の出会いもそうですが、二人のやり取りをもっと観ていたくなりました。

是枝作品の子役は、その後もよく見かける印象があるので、最初から期待して見ていた部分もあるかもしれません。

「この二人も、これから有名になるのかな」なんて思いました(笑)。今後の出演作も楽しみです。

出口夏希が中学生にしか見えなかった

成長後の藤野を演じる出口夏希と、京本を演じる蒔田彩珠も、二人とも役に合っていました。

特に出口夏希。中学生時代から演じていましたが、本当に中学生にしか見えませんでした。

子ども時代から成長しても、違和感なく藤野として観られたのが良かったです。

秋田の風景をゆっくり楽しめた

映像では、秋田の風景が印象に残りました。

撮影は主に秋田県にかほ市で、四季を通して行われたそうです。ムビチケ作品情報

全体的に丁寧で、綺麗な映画だと思いました。風景や二人の日常を、ゆっくり観られるテンポも良かったです。

原作は短い印象でしたが、実写では二人の日々をじっくり観られました。

原作やアニメを知らずに観たら、もっと楽しめたかも

京本を失った藤野の後悔や、その後また漫画と向き合う姿。終盤も良かったとは思いますが、原作やアニメを観たときほどの感動はありませんでした。

展開を知っていた影響は、大きかった気がします。細部は忘れていても、何が起きるのかは覚えていたので。

それに、「これを実写でどう描くんだろう」という期待も大きかったです。観ている間も、物語そのものに加えて、実写での見せ方が気になっていたのかもしれません。

丁寧に作られているとは思いました。ただ、観終わった感想としては「良かったけど、期待を超えるほどではなかったな」というところです。

逆に、原作やアニメを知らずに観た人のほうが、二人に何が起こるのか分からないまま、物語に入り込めるのかもしれません。

私も実写版から観ていたら、どう感じただろうと思いました。

原作漫画とアニメ映画版も気になる方へ

実写版で初めて『ルックバック』を知った方には、原作漫画やアニメ映画版もおすすめです。私はどちらも、観たときの感動が残っています。

原作漫画はこちら。

アニメ映画版はこちら。

総評

実写映画『ルックバック』は、秋田の風景と、藤野と京本が過ごす時間をゆっくり楽しめる映画でした。

特に、京本に褒められて、嬉しそうに雨の中を帰る藤野が良かったです。子役の二人には今後も注目したいですし、出口夏希と蒔田彩珠も役に合っていました。

原作やアニメを観たときほどの感動はなかったものの、好きな場面はありました。今回は★3.5です。

是枝作品が好きな人はもちろん、漫画やアニメを知らない人が、この映画から『ルックバック』に触れるのも良いと思います。

評価:★★★☆☆ 3.5

30代男のひとこと

出口夏希、中学生にしか見えなかった。

子役の二人も、今後ほかの作品で見かけたら「あ、ルックバックの子だ」と気になると思います(笑)。

これから映画館で観る作品を探している方は、「2026年9月に映画館で観たい注目映画6選」も参考にしてください。

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